「webで何か」作るブログ

35歳という遅すぎるスタートをなんとかする為のブログです。基本的に自分にとっての役立ちメモ。

UXと理論で作る Webデザインの読後メモ

読了した本のメモ。

www.amazon.co.jp

最近インプット不足を感じていたところに、ちょうどいいタイミングでkindle unlimitedが3ヶ月99円という特大セールが実施されていた。

インプットはもっぱら書籍派なので早速申し込みをして、ITカテゴリから漁っていて見つけたのがこれ。

非常によかったので、忘れない内に印象的だったところのメモを残しておきたい。

ウェブデザインにおいて、UXという概念をどう取り込むのか?への答え

タイトルの通り、UXを踏まえたウェブサイトデザインを行ってゆくためのセオリーを解説している本。

正直、UXというとアプリケーションデザインやマーケティングの範疇であって、ウェブサイトにはあまり関係ないものという認識でいたのだけど、読後はUXという言葉をどうウェブデザインに落とし込んでいけば良いのか、イメージを掴めるようになった。

ウェブサイトに訪れる目的も状況=コンテキストはユーザーによって異なる

ウェブサイトには様々な目的を持ったユーザーが訪れる。そしてユーザーの置かれている状況は刻一刻と変わっている。

目的とは例えば以下のようなもの

  • 商品を購入したい
  • 取扱商品を見たい
  • お店の場所を知りたい

そして、状況は以下のようなもの。

  • 明るい中で見ている?暗い中で見ている?
  • 隙間時間で急いでみているのか?ソファでくつろいでゆったり見ている?

多様なコンテキストがある中で、最適な形を導き出すこと

こういった無数にあるユーザーのコンテキストを吸い上げ、整理し、最適なコンテンツ、情報構造、UIを決めていく。これが「UXを踏まえたデザイン」だ、と理解した。

設計の迷いを少なくするロジカルな説明

まずはコンテンツ。そして情報構造。それらをよりアクセスしやすくするためのUI。そしてカラー、タイポグラフィ、余白。書籍ではこういった順に解説がされていく。

さらに、情報設計のパターン、UI、カラー、タイポグラフィに至るまで、どんな時にはどんなものを選んでいくか、または選ぶべきではないか、というのがロジックと実例を元に解説される。そのためか、こういった流れで進めていけば、自然とデザインが浮かび上がってくる。読後はそんな感想を持った。

今回はkindle unlimitedで読んだが、もしデザインを行う際には手元に置いておきたい一冊だった。