UXと理論で作る Webデザインの読後メモ
読了した本のメモ。
最近インプット不足を感じていたところに、ちょうどいいタイミングでkindle unlimitedが3ヶ月99円という特大セールが実施されていた。
インプットはもっぱら書籍派なので早速申し込みをして、ITカテゴリから漁っていて見つけたのがこれ。
非常によかったので、忘れない内に印象的だったところのメモを残しておきたい。
ウェブデザインにおいて、UXという概念をどう取り込むのか?への答え
タイトルの通り、UXを踏まえたウェブサイトデザインを行ってゆくためのセオリーを解説している本。
正直、UXというとアプリケーションデザインやマーケティングの範疇であって、ウェブサイトにはあまり関係ないものという認識でいたのだけど、読後はUXという言葉をどうウェブデザインに落とし込んでいけば良いのか、イメージを掴めるようになった。
ウェブサイトに訪れる目的も状況=コンテキストはユーザーによって異なる
ウェブサイトには様々な目的を持ったユーザーが訪れる。そしてユーザーの置かれている状況は刻一刻と変わっている。
目的とは例えば以下のようなもの
- 商品を購入したい
- 取扱商品を見たい
- お店の場所を知りたい
そして、状況は以下のようなもの。
- 明るい中で見ている?暗い中で見ている?
- 隙間時間で急いでみているのか?ソファでくつろいでゆったり見ている?
多様なコンテキストがある中で、最適な形を導き出すこと
こういった無数にあるユーザーのコンテキストを吸い上げ、整理し、最適なコンテンツ、情報構造、UIを決めていく。これが「UXを踏まえたデザイン」だ、と理解した。
設計の迷いを少なくするロジカルな説明
まずはコンテンツ。そして情報構造。それらをよりアクセスしやすくするためのUI。そしてカラー、タイポグラフィ、余白。書籍ではこういった順に解説がされていく。
さらに、情報設計のパターン、UI、カラー、タイポグラフィに至るまで、どんな時にはどんなものを選んでいくか、または選ぶべきではないか、というのがロジックと実例を元に解説される。そのためか、こういった流れで進めていけば、自然とデザインが浮かび上がってくる。読後はそんな感想を持った。
今回はkindle unlimitedで読んだが、もしデザインを行う際には手元に置いておきたい一冊だった。