見積もりワークショップに参加してきた
以下のイベントに参加してきました。
みんなで集まって、モデルケースとなる案件に対してサイトマップと見積もりを作ろー!というイベント。
僕はこれまで独学で見積もりだったりサイトマップだったりを作って来ていて、漠然と「これであってんのかなー」という不安を抱えていました。
人日単価も、一人当たりの年間コスト平均を人事に聞いて、そこから逆算して…といった感じ。
だったので、非常にありがたいイベントでした。雑な振り返りとかを書いていきたいと思います。
見積もりとは提案ありき?それはやりすぎ?
僕は見積もりを出すときに、「こちらが想定している仕様」「簡単な企画提案書」「明細」「見積書」をセットで出すべきだと思っています。提案ですね。
見積もり書だけだとその根拠だったり前提条件だったりを提示できないので、打ち合わせが進んでいく中で「シャチョーサン、ソレハミツモリガイヨ」が言えないと考えているためです。
コストかかるんですけどね。見積書も仕様書も打ち合わせごとにアプデするので。ディレクションもデザインも実装も一人でやってると、結構パツパツになりがちです。
この辺皆さんどうなんでしょう。
工程の粒度と作業積み上げ見積もりの実情
これもすごく悩んでいることで、作業項目と見積もり項目って必ずしも一致しない。例えばデザイナーさんの工程って、下調べから始まって、画像素材探ししたり、色々あるんだと思うけど、見積もり上では「デザイン」ってまとめられちゃう。
管理者としてはもう少し作業を細かく分解して、ボトルネックの発見とか解決に結びつけたいけど、こういう作業の積み上げで見積もりを作るのはそれなりにしんどいし、お客さん的には「知らんがな」だし、絶対に必要な作業に対して「え、この項目いらないからやめて」とか言われてしまうリスクを抱えるし、と。
作業積み上げ型見積もりにおけるその粒度問題。
詳細見せないのが一番いいかなー。詳細は内部の管理資料として使う。皆さん出してなかったし。
衝撃の見積もり作成速度!
ワークショップなので、それに合わせて皆さん高速作成されていたのかわからなけど、一時間で見積もり作りきるってやったことないです。みんなそんなスピード感で作ってるの?教えて欲しい。作れたけど。
でもこれってやっぱり少ないながらも、デザイン、コーディング、案件管理、全部やって来たからできることで、スピーカーの林さんが仰る通り、「作業項目を洗い出せる能力」が必要です。
そういう意味で、意外に自分は貴重なスキルセットになりつつあるのかもしれない気がしないでもなくてチョットウレシカッタ。
日々、作業ログを残すことと見積もりの資産化
昨年の暮くらいに、WordPressを使って作業ログを貯められる仕組みを作りました。カスタム投稿でログを入力する感じです。
タクソノミー で工程とか案件が選択できて、一覧ページで案件ごと、入力していくと一覧画面で確認できます。作業ごと、作業者ごととかのソートも可能。
見積もり作成機能もあります。
作業ログが残れば各作業にどれだけ時間がかかるかもわかるし、工程もかなり細かく分割できるので便利です。
こういうデータが貯まれば、見積りの確度は上がっていくのではないかと思います。みんな見積りの精度ってどうやってあげていってるんだろうか。